イスラム教シーア派武装組織の支持者が、イラクのバグダッドにある米国大使館の前で抗議デモを実施

イスラム教シーア派武装組織の支持者が、イラクのバグダッドにある米国大使館の前で抗議デモを実施
2020年1月1日 pluesjp
In ニュース, 政治

アメリカ軍が、イラク国内のイランが支援する武装組織の拠点を空爆したことに対し、武装組織の支持者らが首都バグダッドにあるアメリカ大使館の前で激しい抗議デモを行いました。トランプ大統領は「イランが仕組んだものだ」と非難し、アメリカとイランの間で緊張が高まることが懸念されます。

米国防総省は2019年12月29日、イラクとシリアで、イランを後ろ盾とするイスラム教シーア派組織「カタイブ・ヒズボラ」の拠点5カ所を空爆したと発表しています。攻撃理由については、27日にイラク北部の油田都市キルクークで、駐留米軍の基地がロケット砲攻撃を受けたことに対する報復としています。

これを受けてイラクの首都バグダッドのアメリカ大使館の前では31日、攻撃を受けた武装組織の支持者らが抗議デモを行い、大使館の敷地を囲む壁に火を放ったり、石を投げたりしました。

アメリカ大使や職員らは安全のために避難したと伝えられていましたが、その後、アメリカ国務省は、大使は所用でもともと不在だったと明らかにしました。

今のイランとアメリカの対立状況

イランといえば、米の経済制裁を受けて逼迫しています。2018年5月にアメリカのトランプ大統領が、「イラン核合意」から離脱し、イランに対する経済制裁を再開すると発表して以降、「最大の圧力」政策を掲げてイランに対する経済制裁を強化しています。経済制裁は現在まで継続しており、一向に弱まる兆候は見られないばかりか、最近になりさらに強化されている中で、イランはその影響でガソリンの値上げを民間への予告なしに実施し、民衆からの抗議デモが頻発しています。これによって少なくとも300人以上の抗議者が殺害されています。さらに、イランが米ドルへの依存を減らすために、ムスリムの暗号通貨を作ることを提案しているように、VS米国姿勢は崩れていません。

トランプ、怒る。米海兵隊の一部 イラクに派遣

Iran killed an American contractor, wounding many. We strongly responded, and always will. Now Iran is orchestrating an attack on the U.S. Embassy in Iraq. They will be held fully responsible. In addition, we expect Iraq to use its forces to protect the Embassy, and so notified!

イラクの首都バグダッドにあるアメリカ大使館の前で抗議デモが行われたことを受けて、アメリカのトランプ大統領は先月、イラクの首相を辞任し、後任が選ばれるまで暫定的に首相を務めるアブドルマハディ氏と31日、電話会談を行いました。

このなかでトランプ大統領はイラクにいるアメリカ人やアメリカの関係施設を保護するよう、イラク側に求めたということです。

元々アメリカ軍によるシーア派組織への空爆については、イラクのアブドルマハディ首相は30日、深刻な結果を招くとして米国の対応を非難しています。イラク首相府は「米国によるイラク部隊への攻撃には敵意があり、容認できず、深刻な結果をもたらす」と述べた。またイラク外務省は米大使を呼び出し、政府として認めない考えを伝えると明らかにしています。

一方、国防総省はアメリカ大使館の抗議デモの対応にあたるため、アメリカ軍の海兵隊の一部の部隊を隣国のクウェートからイラクに派遣したと明らかにし、兵士たちが軍用機に乗り込む様子を撮影した映像を公開しました。

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