中国の非外交的な外交政策が浸透する中国国民

中国の非外交的な外交政策が浸透する中国国民
2022年11月7日 PLUES
In ニュース, 政治

今回はアメリカのニュースメディア「The Diplomat」のThe Hidden Audience of China’s Undiplomatic Diplomacyをご紹介します。

Incidents like the recent beating of a protester in Manchester are reflective of China’s new diplomatic direction under Xi Jinping.
最近のマンチェスターでの抗議者の殴打のような事件は、習近平の下での中国の新しい外交の方向性を反映している。

2022年10月16日、イギリス・マンチェスターの中国総領事館で、香港の民主化を求めるデモの参加者に暴力がふるわれた事件で、中国総領事館の高官の1人が関わっていたと、イギリスの議員が18日、主張した事件です。デモのプラカードを破り捨てた後、平和的な抗議行動に参加した香港人が1人重篤な身体的危害を受け、入院したとされ、その後、総領事館の敷地内に引きずり込まれ、中国共産党員であることが判明している職員に殴打された人たちもいたと言われています。

世界にノーと言える中国人

イギリスの駐在員の事例だけでなく、習氏の外交は国民にも広く影響を与えています。厳しい言論、攻撃的なツイート、時折の暴力はすべて、国内のナショナリズムの高まりを反映しています。中国のネット住民は愛国心が強く、ネットから中国が国際舞台で自らを主張する力、つまりノーと言える中国の力を象徴しています。

習近平総書記が3期目入りした中国共産党大会とは

2022年10月に、第20回目となる全人代が開催されました。そこでは中国の外交規範を確認し、「習近平外交思想に導かれ、中国の特色ある大国外交の新境地を切り拓く」と、一部の政治家は中国外交の「闘争心」を称賛しています。

“Having the courage and ability to carry on the fight is a fine tradition and distinct characteristic of Chinese diplomacy,”
「戦いを続ける勇気と能力を持つことは、素晴らしい伝統であり、中国外交の際立った特徴である」

中国の指導政党である共産党は1億人程度の党員を有しているが、その中から選ばれた2,000人を超える党代表が5年に1度開催される「中国共産党全国代表大会(略称:党大会)において、中国を率いる党指導部を選出する役割を担う。これが中国の党大会が世界から注目される最大の理由です。

2022年10月に北京で開催された党大会を経て、新たな党指導部(任期が5年)が10月23日に発足した。習近平総書記は予想された通り3期目に突入した。同氏の続投により、中国の内政や外交政策などは、これまでの軌道から大きく逸することが無いだろうとみられている。その一方、党大会の場で行われた同氏の演説では目立った変化も見られた。今後5年はもう1つの目標である「21世紀半ばまでの強国入り」に向けた重要なキックオフ期と位置付け、内外情勢における「波乱万丈な試練(これまでで最も厳しい表現)」にも備える必要性を強調しました。

また、米中対立を念頭に、先端技術での「自立」を党大会の場で初めて呼び掛け、高度人材の育成やイノベーションの促進を急ぐ方針を示した。台湾との統一は「中華民族の偉大な復興」のラストピースと位置付け、平和的な統一に向けて最大限の努力をするとしつつ、独立勢力や外部勢力を対象とした武力行使の権利は決して放棄しないと表明し、表現自体は従来よく使われていたものだが、党大会の場で武力行使に言及したのは初めてのことでもあります。

ナショナリズムと習近平思想の浸透

In this sense, the recent scuffle in Manchester was well-applied Xi Jinping Thought on Diplomacy. In a Sky News interview released Wednesday, China’s Consul General Zheng Xiyuan responded to photos showing him pulling the pro-democracy protester by the hair into consulate grounds. “He abused my country, my leader. It’s my duty,” Zheng argued. His comments may sound hyper-nationalistic to foreign audiences, but only because Zheng is pitched for China’s domestic wave of patriotism.

この意味で、最近のマンチェスターでの乱闘は、習近平の外交思想がうまく適用されたものと言えるかもしれません。Sky News のインタビューで、中国の Zheng Xiyuan 総領事は、民主化を求める抗議者の髪をつかんで領事館の敷地内に引きずり込んでいる様子を写した写真に対し、「彼は私の国、私の指導者を侮辱しました。髪を引っ張って暴行することが私の義務です」とZhengは主張しました。 彼のコメントは、海外の視聴者には超国家主義的に聞こえるかもしれませんが、それは彼が中国の国内の愛国心の波に染まっているとも言えます。

かつては特殊な戦術だった「狼戦士外交」と呼ばれる外交は、現在、中国の外交官にとってますます主流の立場になっています。中国のランボー風のアクション映画『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』からの造語であ理、論争を避け、協力的なレトリックを重視していた以前の外交慣行とは対照的に、戦狼外交はより好戦的である。中国の外交官が対立的なレトリックを用い、インタビューやソーシャルメディア上での中国への批判や論争に反発する外交官の意思が強まっていることが特徴です。

Zhao Lijian, China’s notorious Ministry of Foreign Affairs spokesperson, is considered among the earliest adopters of this diplomatic style.

悪名高い中国外務省のスポークスパーソンである趙立堅は、この外交スタイルを最も早く採用した人物の 1 人と考えられています。

How Would Japan Respond to a Taiwan Contingency?

参照:https://thediplomat.com/2022/10/the-hidden-audience-of-chinas-undiplomatic-diplomacy/

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