トランプ大統領「全て問題ない」声明でも抑制的な態度を示す

トランプ大統領「全て問題ない」声明でも抑制的な態度を示す
2020年1月10日 pluesjp
In ニュース, 政治

イランは精鋭部隊のソレイマニ司令官殺害への報復として、イラクに駐留するアメリカ軍の拠点を弾道ミサイルで攻撃しました。イラク軍は声明で、ミサイルは同日午前1時45分から2時45分にかけて22発が撃ち込まれ、全てが有志連合の基地を攻撃したと述べました。

アメリカ国防総省は、イランが現地時間の8日未明に十数発の弾道ミサイルを発射し、アメリカ軍などが駐留するイラク西部のアサド空軍基地と北部のアルビルの基地の少なくとも2か所が狙われたと明らかにしました。

イラク側の被害状況は?

イラクのアブドルマハディ首相は声明で、イランからミサイル攻撃に関する公式な口頭の通知を受け取っていたと明らかにし、その通知は「攻撃はイラクの米軍がいる場所に限定される。詳細な場所は明かさない」との内容で、受領後イラク軍の指揮官にはミサイルがイラク国内の打ち込まれるに必要な準備の指示が出されたという。

アブドルマハディ首相は、「イラク側には犠牲者はいなかった。有志連合からの損害については公式な情報を受け取っていない」と述べています。

米国防総省のジョナサン・ホフマン報道官は、ここ数日間、米軍基地は「イラン政府がこの地域の米国の基地と利益に対して攻撃を計画しているとの兆候があったために高度の警戒を敷いていた」と明らかにし、米軍関係者や政府高官によると、現段階の調査では、アサド空軍基地では米国人のいない地点にミサイルが着弾したようです。

楽観的なトランプ

トランプ米大統領は7日、イラクにある駐留米軍基地2カ所に対するイランの攻撃後、「全て問題ない。犠牲者と被害の状況を現在調査しているところだ」とツイートした。

トランプ氏は「これまでのところ順調だ!われわれには世界で最も強力かつ装備の整った軍隊がある」とコメントした。米国時間8日午前に声明を発表するとしているものの、具体的な時間は明らかにしていない。

ジョン・F・ケネディ氏は1962年の「キューバ危機」?

歴代のアメリカ大統領は何らかの軍事行動や重大な政策、自身の進退について説明する場合、大統領執務室からテレビ中継などを通して国民に支持を訴えてきた。

例えばジョン・F・ケネディ氏は1962年の「キューバ危機」の際、対キューバの海上封鎖ついて説明している。

また、ジョージ・W・ブッシュ氏は2001年の米同時多発テロと2003年のイラク戦争の開戦時に。前任のバラク・オバマ氏はイラク駐留米軍の戦闘任務終結などについて、大統領執務室から演説した。

トランプ大統領は今日声明を発表しましたが、これ以上の事態の悪化を避けるために、イランへの反撃に言及せず、内容は終始抑制的で、軍事行使は行わず、経済制裁を強化すると発表しました。トランプ大統領としては、事態のエスカレートは何としても避けたいという思いがあると思われます。

イラクは戦争を求めてない

イランのザリフ外相は8日、Twitterで「イランは国連憲章に則り(ソレイマニ司令官殺害に対する)釣り合った自衛措置を行使し、終わらせた」と表明し、その上でザリフ外相は「私達は事態のエスカレートや戦争は求めていないが、あらゆる侵略から自分たちを防衛するつもりだ」と投稿しています。

歴代政権が見送ってきた司令官の殺害に踏み切ったことは、アメリカトランプが武力行使以外に相手を懐柔させる手段を持ち得なかった、もしくは武力行使することで自国の経済が潤う?などのメリットを勘案した結果と考察します。何れにしても自国第一主義を貫くトランプの今回の決断は国民を不安に陥れた結果となりました。

アメリカ国民がトランプに求めたものは一体何なのでしょうか?

参照:CNN

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