香港の民主主義支持者の逮捕を非難した米英政府や機関に中国が反論

香港の民主主義支持者の逮捕を非難した米英政府や機関に中国が反論
2020年4月20日 pluesjp
In ニュース, 政治

中国外務省は、香港で民主派15人一斉逮捕した件に対し米国やイギリスの非難に対し、これは「中国国内」の問題で干渉することをやめるよう批判した政治家や国に対し要請しました。香港は法の支配下にあり、誰も法より上の権限にいる事はないという認識のようです。

中国側の声明

中国外務省は、アンチ中国の民主主義支持者(=トラブルメーカーと中国は呼んでいます)15名の民主主義者の逮捕を批判した政府と政治家に対し、容認しようとする自らのスタンスを「完全に間違っている」と述べ、反撃しています。
中国外務省長官室の代表者は、イギリスとアメリカの政府および他の政治家に、香港の問題への干渉を中止するよう要請しました。
「英国外務省の代表者が無許可の集会を「平和的な抗議」として表現することは完全に間違っている。香港の反中国のトラブルメーカーを洗い流し、容赦しない」と述べています。

中国外務省長官室は、香港は法の支配に法っており、逮捕は問題ではないと付け加え、米国の政治家は「邪悪な行為を容認し、事実を無視し、中英合同宣言(香港の行政権は中国に完全にあるという事)を歪め、香港内で活動している反中国のトラブルメーカーの逮捕は、「政治の透明性」、「法の支配」および「高度な自治」を実現するものであると主張。

英国と米国の他にも、逮捕についてはオーストラリア政府、国際弁護士会、他の海外政治家からも批判が相次いでいます。
逮捕されたのは、「民主の父」と呼ばれる李柱銘(マーティン・リー)元議員ら15人。民主化運動を支持しているメディア界の大物で、蘋果日報(アップル・デーリー)を創業した黎智英(ジミー・ライ)氏も含まれています。彼らは去年の2019年逃亡犯条例改正案によって引き起こされた反政府運動の一環として、昨年8月から10月までの間に民主派組織に参加した疑いで逮捕されています。2019年逃亡犯条例改正案は一国2制度が事実上崩壊するという懸念から、多くの批判を浴びました。

イギリス外務省は、平和的な抗議の権利は香港の生活様式の基本であり、抗議が平和的に実施されることが不可欠であると述べました。また、香港および中国当局はデモ参加者の緊張を煽るような行動は避けるべきだとも述べています。

香港返還前の最後の英国知事であるクリスパッテン氏は、EUが香港および中国を厳格に監視する必要があると述べ、逮捕によって一国2制度が事実上崩壊する危険ももあると警鐘を鳴らしています。

ポンペオ国務長官は香港での民主派逮捕を非難、中国政府および同政府の香港機関は1997年の中国への香港返還後も高度な自治を保障し「透明性や法の支配を盛り込んだ中英共同宣言の下でのコミットメントに背く行動をとり続けている」との声明を発表しています。
下院議長のナンシー・ペロシ氏は、ドナルド・トランプ米大統領に「香港人権と民主主義法の実施を迅速に開始する」よう要請するつもりで、これにより市政府に対する経済制裁への道を開くことができると明らかにしてます。

オーストラリア上院外相、マリセペイン上院議員は、香港における信頼と安定を回復するためには、法執行機関の説明責任と公平な司法の適用が不可欠であると述べています。
一方、昨年の反政府集会の主催組織である市民人権擁護委員会は日曜日に、Facebookで、香港および中国政府に対する抗議活動の承認を、今年7月1日より毎年行進するための警察に承認申請したと述べています。

参照:https://www.scmp.com/news/article/3080591/beijing-foreign-affairs-office-hong-kong-hits-back-governments-criticising