新型肺炎、国内2例目の感染確認 〜外出時のマスク着用やこまめな手洗いうがいを〜

新型肺炎、国内2例目の感染確認 〜外出時のマスク着用やこまめな手洗いうがいを〜
2020年1月26日 PLUES
In ニュース

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、厚生労働省は24日、国内で2例目の感染者を確認したと発表した。武漢から観光で来日した40代の男性で、現在は東京都内の医療機関に入院している。移動中はマスクを着用していたという。

厚労省によると、男性は19日に来日。入国前の14日から発熱があり、15、17日に医療機関を受診していたが、肺炎とは診断されず、経過観察になっていた。

入国後の20日にも受診したが肺炎とは診断されず、発熱と喉の痛みが続いたため22日に再度受診し肺炎の疑いとなり、入院。24日、国立感染症研究所が新型コロナウイルスの感染を確認した。

男性は新型肺炎の感染源と推定されている武漢の海鮮市場には立ち寄っておらず、肺炎患者との接触も確認できていないという。

国内では16日、神奈川県在住の中国人男性の感染が見つかっていた。

参照:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54781090U0A120C2CE0000/

新型コロナウィルスの特徴

国立観戦研究所が出している資料を引用しています。

3. 新型コロナウイルス感染症の疑い例の定義

以下のⅠおよびⅡを満たす場合を「疑い例」とする。
Ⅰ 発熱(37.5 度以上)かつ呼吸器症状を有している。
Ⅱ 発症から 2 週間以内に、以下の(ア)、(イ)の曝露歴のいずれかを満たす。
(ア) 武漢市への渡航歴がある。
(イ) 「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人」との接触歴がある。

4. 新型コロナウイルス感染症の確定例・疑い例に対する感染対策
こちらは感染者に対する医療従事者への情報になりますが、我々もこれらを注意して見ておかなければいけないでしょう。

急性呼吸器感染症患者というウィルス性の感染症の診察時には標準予防策、つまり呼吸器症状を呈する患者本人にはサー
ジカルマスクを着用させることを原則とし、医療従事者は、診察する際にサージカルマスクを含めた標準予防策を実施していることを前提とする。

そのうえで、新型コロナウイルス感染症患者の確定例、疑い例を診察する場合、
Ⅰ 標準予防策に加え、接触、飛沫予防策を行う。
Ⅱ 診察室および入院病床は個室が望ましい。
Ⅲ 診察室および入院病床は十分換気する。
Ⅳ 患者の気道吸引、気管内挿管の処置などエアロゾル発生手技を実施する際には空気感染の可
能性を考慮し N95 マスク、眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシールド)、長袖ガウン、
手袋を装着する。
Ⅴ 患者の移動は医学的に必要な目的に限定する。

https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/nCoV_200121-2.pdf

新型コロナウイルスの致死率は3.1%。あくまで「参考値」だが、安心できる数字ではない。感染していながら臨床的に確認しうる症状を示さない「不顕性感染」のほか診断されていないケースも含めて考えなければならない。大流行すれば、多数の死者が出るのは避けられそうにない。

感染力が問題となる。新型コロナウイルスの感染力は、どの程度だろうか。

特記すべきは、1月20日に中国政府が複数の医療従事者が感染し、1名は重症と発表したことだ。
常識的に考えて、患者からうつったのだろう。ヒトからヒトへの感染はすでに起こっている。
医療従事者は感染対策のプロで、感染予防の装備もしっかりしている。ところが、複数の医療従事者が感染したのだ。

皆さん気を付けましょう。

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